サクラ・ジュンタ |
本編の主人公。極々普通の高校生だったが、自らの真実を知り異世界へと旅立つ。 『使徒』の一柱。ただし隠者。ドラゴンを神獣とする使徒であるが、ただの一度の例外を除き、未だ覚醒には至っていない。そのため聖地での影響力は皆無に近い。 何かとトラブルに恵まれる体質であり、今回は犯罪者に間違えられたり、ベアル教と戦ったり大忙し。しかしそれも全ては、何ものかに連れ去られたクーのために。ほんのりリオンのことが気になっていたり。 |
リオン・シストラバス |
鮮やかな紅髪と瞳を持つ、正真正銘の大貴族のお嬢様。騎士姫。 高飛車かついつも自信満々な態度を崩さず、騎士として凛とした姿と、淑女としての優雅さを併せ持った完璧な美少女。基本的には誰彼構わずに一定の礼儀をもって接するが、無礼で破廉恥な不埒者となると話が別。だけど、ほんのり意識していたり。 聖地でも名が知れるほどの剣の実力を持つ。今回はジュンタに巻き込まれて聖地へと行き、クーを助けるために色々と奮闘を開始する。 |
クーヴェルシェン・リアーシラミリィ |
異世界に旅立ったジュンタと最初に出会ったエルフの少女。 『巫女』。ジュンタの従者であり、良き従者たらんと努力する少女。ただし自分には自信がなく、それを補おうと度々無茶をして周りを心配させる。非常に愛らしく優しい性格をしており、主であるジュンタを『ご主人様』と呼び、献身的に接す。 今回は囚われのお姫様。膝を抱えて、離ればなれになってしまったご主人様を心配中。自分が過去に犯した罪の結果、自分を好きになれずにいる。果たして、彼女は救われるか。 |
スイカ・アントネッリ |
ジュンタが聖地で出会った姉弟の姉。その実、聖地ラグナアーツに降誕した使徒の一柱。 黒曜の使徒。最も新しい使徒であり、どこかずれた天然な少女。初対面なはずのジュンタのことをなぜか気に入り、色々とトラブルに巻き込まれたところを助けてくれる。 何か大切なものを捜しており、そのために弟であり巫女のヒズミと共に、現在住居であるアーファリム大神殿を脱走中。過去の使徒が使っていた『深淵水源』という武器を所有する。最近、弟が少しダメな道に進もうとしていると勘違いをし、更生させるものと決めている。 |
ヒズミ・アントネッリ |
ジュンタが聖地で出会った姉弟の弟。その実、聖地の使徒スイカの実の弟であり、その巫女。 黒曜の巫女。天然な姉に振り回される苦労性の弟。ただ、かなりのシスコンであるために、逆らおうとかいう気持ちはないらしい。また、姉に近づく男は排除することと決めており、ジュンタに対しては威嚇的な態度を取り、結果弄くられる。 『黒弦』という特別な弓を手に、姉と共に捜し物をしている。ちなみに苦手なものはルドールの説教。嫌いなものは姉の説教。怖いものはフェリシィールの説教。 |
クレオメルン・シレ |
使徒ズィール・シレ聖猊下近衛騎士隊隊長にして、ズィール・シレの一人娘。聖君。 おのが立ち位置を誰よりも自覚し、主であり父である人のため、正しく強くあろうとする少女。いつも全力で、いつも一生懸命。猪突猛進なところがあり、がんばり屋なところが裏目に出てよく暴走する。友情にも厚く、特にクーには強い友愛を抱いている。意気消沈しているクーのため、その原因であるだろうジュンタの捕縛に全力を注ぐ。 |
フェリシィール・ティンク |
クー誘拐騒動の首謀者。非常に困った現在最古参の使徒。 金糸の使徒。聖地においては絶対の権力と絶大なる人気も持つ、『聖母』とさえ称される良き使徒にして、笑顔を絶やさない優しい女性だが、いらないほどに力を持つため、お茶目が尋常じゃないトラブルを招くこともある。特に、大切にしている娘代わりが関わるとその頻度は高くなる。 少しお茶目が過ぎるところもあるが、基本的にはいい人。美人で、料理もできて、強くて、お金もある。なのに未だ独り身。年齢を話題に出したら…… |
ウェイトン・アリゲイ |
ベアル教『純血派』の導師。悪名高き異端導師。 ベアル教の開祖ベアルに心酔し、その意志を継ごうと彼の息子であるビデルに付き従う。ドラゴンになることに人一倍強い願いをかけていて、それを叶えようと様々な策略を実行に移す。 人間を魔獣に反転させる『偉大なる書』を所有し、クーに対して並々ならぬ興味を抱く。 |