あとがき



 大きめな節目を迎えました。第六章、いかがだったでしょうか? まさらおです。

 さて、新しい季節の始まりになった今、本編は第二部の終盤へと差し掛かりました。
 
 第六章を読んでくださった皆様にはおわかりいただけると思いますが、今回の章はどちらかといえば新しい登場キャラクターがどんどんと出てくるお話でした。

 舞台は聖地へと舞い戻り、ついに示唆される最大の敵ベアル教。その盟主の登場、そして戦争への序曲。新たなる異邦者。

 今回は初めて完全に一章で全てが解決、というわけにはいきませんでした。それもそのはず、第六章はあくまでも前哨戦、本当の戦いは次の章から始まります。第六章でフェリシィールが口にした戦争。それが次の舞台にして、第二部のラストバトルの舞台になります。

 ここで明言しておきましょう。三部構成からなる新世界のバイブルの第二部は、残り第七章と第八章を残すのみです。そして今回の第六章を含めて、第二部の締めのお話という形になります。

 これより戦いは戦争へ。
 今までとは違う敵を前に、主人公サクラ・ジュンタはどうするのか?

 それぞれの思惑が交差する灰色の地での戦い。その行く末、どうか最後までご覧になられていただければ幸いです。

 では第二部終盤の中、次回・第七章『あのときを想う』でまたお会いしましょう。

 第六章も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。


                                    by まさらお

 


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