あとがき
今回も最後の最後まで付き合ってくれたあなたに感謝を。まさらおです。
三章で一つの第二部終盤。激動の『中』、第七章をお送りしました。いかがでしたでしょうか?
第六章で登場したキャラクターを含め、始まった聖戦。
その中で主人公が対峙する、捨て去ったはずの過去を今も追う姉弟。
敵と立ちはだかる友、ゆっくりと狂っていく少女、諦めずに救おうと握った戦う力。
そして、第五のオラクルと悲しい結末。あらゆる意味で、今回の章はこれまでで一番後味が悪い章だったことでしょう。あのエピローグを小さな救いとするか、あるいは最も残酷なものと感じるかは人それぞれです。
さて、この章でもう一つ裏で進んでいたのは、本当の敵は一体誰なのか、ということだったわけですが。果たして戦うべき本当の敵とは?
撤退で終わった最初の戦い。しかし聖戦はまだまだ続きます。
援軍も駆けつけ万全となった大軍は、次なる決戦へ向けて動き出します。そして、支えてくれる人と守るべき相手を見定めた主人公もまた立ち上がります。
最後の最後で結ばれた恋の絆。
その絆の胸に、ついに第二部は最終章へと至ります。
それでは、次回・第八章『竜の花嫁』でまたお会いしましょう。
第七章も最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
by まさらお
戻る / 小説TOPへ