あとがき



 また今回も最後まで付き合ってくれたあなたに無限の感謝を。まさらおです。

 三章で一つの第二部終盤。収束の後編にして、第二部の終わりである第八章、いかがでしたでしょうか?

 因縁の敵たちとの戦い。終わる聖戦。

 そして、神とそのシナリオがついに表舞台へ。

 これまでの伏線を回収すると共に、本当の結末への伏線が混在する、混沌とした章だったかと思います。もっとも、一番ここで語るべきなのは、今回の章の題でもあった竜の花嫁たる彼女でしょう。

 リオン・シストラバス。

 第二部とはつまりジュンタが彼女と再会し、恋を実らせ、別離するまでのお話。

 第一部を読まれた方の中には、あるいはリオンというキャラを知ってくださった方は、こうして第一部と同じ終わりであり、異なる終幕を迎えるものと気付いていた方もいたかも知れません。

 リオンはメインヒロインです。最初からここまで、彼女が物語の中心にいました。
 たとえ登場していない場面でも、少なくとも主人公にとっては中心に居続けました。

 そしてそれは最後の最後までそれは変わらないでしょう。どんな形であれ。
 生きて傍に居続けるだけがメインヒロインじゃないという、リオンはつまりそういうメインヒロインです。生きている限り精一杯輝き続け、死んでなお胸に残り続ける永劫の光です。

 さて、まだ語り尽くせませんが、長く語るのはまたいずれということにしましょう。

 かくして第二部は終わり、物語は第三部へ。

 第九章へ行く前に、再び物語は間章に舞台を移します。
 第二部の本当の終わりであり、第三部の始まりである『Answer』へと。

 ここでは第二部で提示された、多くの謎への答えが出ると思います。
 破壊の君とは一体何なのか? クーヴェルシェン・リアーシラミリィの真実は? ベアル教や紅き騎士団など、異世界に生きる多くの人々の発端の物語。では、


 リオン・シストラバスの運命が決まった日、『AnswerU Dragon of the Allzonenot』でまたお会いしましょう。


 第八章も最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。


                                    by まさらお





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